case 106無免許運転で起訴。弁護士が裁判で再犯防止策を主張し,実刑を免れ執行猶予付き判決に
Oさんの解決事例(男性・30歳代)
主な罪名 | 道路交通法違反 |
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弁護活動の結果 | 執行猶予付き判決 |
Oさんは,乗用車を運転中に物損事故を起こした際,警察官に免許証の提示を求められて無免許運転が発覚しました。実は,更新を怠り免許を失効していたにもかかわらず運転をしていたのです。Oさんは,道路交通法違反で警察と検察から取調べを受け,起訴されてしまいました。そして,裁判で実刑判決が下されるのではと心配になり,弁護士の話を聞きたいと当事務所にご相談くださいました。
詳しくお話を伺うと,Oさんは実刑になると仕事や今後の生活に多大な影響が生じてしまうのではないかと心配されていました。そこで弁護士は,過去の判例などから執行猶予付き判決になる可能性があることをご説明し,影響の少ない判決となるために全力で弁護活動させていただくことをお約束しました。
ご依頼後,弁護士は裁判に向けた準備に取り掛かりました。まず,Oさんに反省文の作成をお願いしたほか,すでに自動車を処分したこと,物損事故の被害弁償を行ったことの証拠となる書類を用意しました。また,Oさんの奥さまに情状証人として出廷していただくことをお願いしました。そして裁判では,Oさんが反省しており,二度と無免許運転をしないと誓っていることを主張し,証人尋問で奥さまに,今後,監督していくことを誓約していただけました。その結果,Oさんは実刑を免れ執行猶予付き判決となりました。
今回のように,道路交通法違反の事件では,反省して二度と同じ過ちを起こさないこと,今後の監督者がいることなどを主張していくことが重要な弁護活動となります。弁護士ならば,裁判官や検察官に理解してもらえるよう,的確に主張をしていくことができます。懲役刑や禁固刑になってしまうと刑務所などの刑事施設に身柄を拘束されてしまい,生活に大きな影響をおよぼしてしまいます。できるだけ影響の少ない処分となるために,まずは当事務所にご相談ください。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。