case 118人生初めての逮捕に不安。弁護士があきらめずに粘り強く示談交渉した結果,不起訴処分に
Aさんの解決事例(男性・20歳代)
主な罪名 | 迷惑防止条例違反 |
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弁護活動の結果 | 不起訴 |
Aさんは,駅の構内で盗撮しているところを見つかり,警察に現行犯逮捕されてしまいました。警察の取調べ後に身柄を解放されて在宅事件となりましたが,今後自分がどうなっていくのか心配になり,刑事事件の弁護に力を入れている弁護士の話を聞きたいと思い,当事務所にご相談くださいました。
弁護士がAさんからお話を伺うと,初めての逮捕で動揺していて,取調べもどのように答えたらいいのかわからず不安に感じていました。また,盗撮を深く反省し,被害者の方に謝罪したいと考えていましたが,連絡が取ることができないため,どのように謝罪したらいいのかわからず困っていました。弁護士は,取調べに関するアドバイスや,Aさんに代わって被害者の方に謝罪し示談交渉をするなど,適切な弁護活動を行っていくことをご説明しました。
ご依頼後,弁護士は警察から被害者の方の連絡先を聴取し,連絡を取ろうとしましたが,被害者の方は事件への関与を避けており,なかなか連絡が取れず,示談に応じていただける見込みが薄い状況でした。それでも,弁護士はあきらめずに何とか連絡を取ろうと試みたところ,処分が下される直前にようやく被害者の方と連絡を取ることができました。そこで,弁護士は,検察官に処分の判断を待ってもらうよう連絡し,すぐに示談交渉を開始しました。そして、Aさんが書いた謝罪文を読んでもらい,Aさんは深く反省しており二度と同じ過ちを起こさないと確約していることを丁寧にお伝えして粘り強く交渉を重ねた結果,謝罪の気持ちが伝わり示談が成立しました。その後,弁護士が示談の成立と,再犯の可能性がないことなどを記載した意見書を検察官に提出したところ,最終的に不起訴処分が確定しました。
今回のように,示談の成立は不起訴処分を獲得するためにとても重要です。しかし,被害者の方は事件への関与を避ける可能性があり,ご自身で連絡先を教えてもらうことや示談交渉を行うことは極めて困難です。弁護士にご依頼いただければ,依頼者の方に代わって被害者の方と示談交渉を行い,最終的に不起訴処分の獲得を目指します。初めての逮捕で不安を抱えておられるようでしたら,すぐに当事務所へご相談ください。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。