case 173突然,家宅捜索と取調べを受けて弁護士に相談。再犯の可能性がないことを主張して不起訴処分に
Eさんの解決事例(男性・20歳代)
主な罪名 | 児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律(児童買春・児童ポルノ禁止法)違反,わいせつ電磁的記録記録媒体公然陳列 |
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弁護活動の結果 | 不起訴 |
Eさんは,ファイル共有ソフトを使用して,児童ポルノなどのわいせつ動画のダウンロードやアップロードを行っていたため,不特定多数へ公開した罪で家宅捜索と警察の取調べを受けることになりました。Eさんは家宅捜索や取調べを受けることが初めてで,今後どのように対応したらいいのかわからず不安だったため,刑事事件の弁護に力を入れている弁護士の話を聞きたいと思い,当事務所にご相談くださいました。
弁護士は,Eさんから詳しくお話を伺うと,深く反省していて,警察が職場に連絡し,解雇されてしまうのではないかと不安に感じていらっしゃいました。弁護士は,仕事と今回の事件はまったく関係ないため,警察が職場へ連絡する可能性は低いことをお伝えしました。さらに,弁護士にご依頼いただければ,取調べに対するアドバイスや,反省の気持ちを捜査機関に主張するなど,全力で弁護活動を行うことをご説明したところ,正式にご依頼いただけることになりました。
ご依頼後,弁護士はEさんに反省文を書いていただくとともに,ご家族に協力してもらい,今後はしっかりとEさんを監督し,インターネットのプロバイダ契約の解約をして,再犯できない環境を整えることをアドバイスしました。そして,弁護士は,Eさんの謝罪文とご家族に書いていただいた嘆願書を提出するとともに,Eさんが深く反省していて,再犯の可能性がないことから,不起訴処分が妥当であると検察官に主張しました。その結果,Eさんは不起訴処分となり,職場に知られず解雇を免れることができました。
今回のように,初犯であっても起訴されて罰金刑や実刑判決を受ける可能性があり,失職して日常生活に大きな影響がおよぶこともあります。弁護士にご依頼いただければ,再犯できない環境を整えることをアドバイスし,捜査機関への働きかけなどの弁護活動を行います。突然の取調べや家宅捜索を受けることになったら,すぐに当事務所にご相談ください。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。